インタープレイを“き”かせてくれ

ジャズ好きな、そこそこ年のいったライターのブログです。周囲の誰よりも早く、コレステロールの薬飲み始めました。

ビル・エバンスは二人いる

一番好きなジャンルはジャズなので、あまり好きな音楽を共有できる場所がない。

 

どうも難しいというイメージがあるらしく、人にジャズのことを語ると、マニアックだと言われる。

インスト曲が多いせいだろうか。

 

とにもかくにも、結構面白い音楽なので聞いてみて欲しい。

 

ブログのタイトルにもあるインタープレイとは、ジャズでよく使われる音楽技法。

 

簡単に言うと、他人の演奏にちょっかいを出して、演奏者同士が楽しむ技法だ。

これこそ、ジャズの楽しみ方の最たるものだと思う。

 

時に、ビル・エバンスというミュージシャンをご存じだろうか。

非常に有名なピアニストで、カフェやレストランで耳にするジャズの多くは彼の演奏であることが多い。

 

王道ジャズという先入観がある人は「そんなこたねえ」ということを覚えてほしい。

エバンスの演奏は、ちょっと変態ちっくだ。ベーシスト(スコット・ラファロとか、エディ・ゴメスといったエバンスの盟友)はよくあるジャズのベースっぽく演奏しないし、オリジナル曲は激ムズだ。

 

美しい曲の裏側には、そんな変態性が隠れている。芸術ってやつは、ちょっと宗教入ってたり、ちょっと変態入っているくらいでないと心に響かない。

 

難しいところだ。

 

表題の件、ビル・エバンスという名前の有名ミュージシャンは2人いる。

 

ピアニストのエバンスと、トロンボーン奏者のエバンスだ。

ピアノの方は白人、トロンボーンの方は黒人と、共通するのは名前と音楽ジャンルくらい。

 

しかし、同時期の活動もある。

 

ピアノの方は歴史に名を刻み、トロンボーンの方は、歴史に埋もれていった。

同じ名前でも、なかなかうまくいかないものだ。

トロンボーンの方の演奏を聴く限り、決して劣っているということはない。

 

時の運というものは恐ろしい。

 

ちなみに、サックスプレイヤーのビル・エバンスというのもいる。

ビルって名前、流行ってたのかな?