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インタープレイを“き”かせてくれ

ジャズ好きな、そこそこ年のいったライターのブログです。周囲の誰よりも早く、コレステロールの薬飲み始めました。

スーパー銭湯について

スーパー銭湯が好きだ。

 

風呂ももちろん好きだけど、実は酒を飲みに行っていると言っても過言ではない。

 

会社帰りに居酒屋で一杯なんて乙だと思うものの、生来の人見知りが災いして、

カウンターで1人で酒が飲めない。

 

平日の居酒屋特有の、店主と客の仲間感がどうにも苦手なのだ。

 

そんな時、スーパー銭湯は都会のオアシスとなる。

まずはひとっ風呂浴びて、スチームサウナで汗を流す。

 

ゆるい作務衣のような服を着て、予約した足つぼマッサージの施術を受ける。

飲食スペースに移動して酒とつまみを注文。

 

スーパー銭湯に来る客はあまりコミュニケーションを求めていないので、

たとえカウンターでも店員とも客同士でも話しをしない。

 

この絶妙な距離感が最高だ。

 

スーパー銭湯だから、つまみはおいしくないのかと言うと、そんなことはない。

10割そばが売りだったり、月替わりの季節メニューがあったりと意外と整っている。

 

設置された大型モニターで流される興味のないテレビ番組を横目で見ながら、

ゆるい作務衣に任せて、だらりと構えて酒を楽しむ。

 

いかにも独身だが、周囲もそんな感じなので、特に違和感はない。

 

眠くなったら仮眠スペースで、手垢にまみれた一昔前のマンガを手繰れば、

ぐっすりと眠ることができる。

 

1人の時間を持つにはいいスペースで、自分勝手な時間を楽しめる。

最近は多くの人がSNSで何でもかんでも報告するので、

別に一緒にいなくても共に体験しているかのような錯覚に陥る。

 

SNSを通して「つながる」という言葉をよく聞くが、時につながりを絶たなければ「個」はどんどんあやふやとなってしまう。

 

個の状態ではいじめというものは発生しない。人とのつながりを絶って、自分自身を見てみれば、案外、種々多様なことは自分からこそぎ落としていいものだと気づく。

 

疲れたら、スーパー銭湯にでも逃げ込めばいい。

 

ここには酒も眠る場所もある。そう考えれば数千円の出費も、自己投資とならないだろうか。