インタープレイを“き”かせてくれ

ジャズ好きな、そこそこ年のいったライターのブログです。周囲の誰よりも早く、コレステロールの薬飲み始めました。

平泉 世界遺産の金額について

東北旅行の途中、花巻を跡にし、平泉へと向かった。

 

目的はもちろん、世界遺産観光だ。

 

平泉駅からバスで20分ほど。まずは中尊寺へ。

僕は、箱根のほど近く、神奈川県の小田原出身なので、箱根神社などによって、巨木や自然そのままの山に建つ山寺というものは、見慣れている。

 

そのせいなのか、あまり感動はなく、ただただ足場の悪い坂を登っていったような気がする。

 

参道の両側に映える杉の木は、伊達家がこの地を管理するようになってから植樹したものらしい。

さすが、どれも巨木と呼べる大きさではあったが、原生林に近いようなものと比べると、いささか迫力に欠けた。

 

まあ、迫力で神仏の格が決まる訳でもなく、この時点では高尚な気持ちで歩みを進める。

 

途中途中目に付くのは、参道脇で売っているおまもりやおみやげ品だ。

普通は本宮の境内などにあると思うが、辻でもさかんに売っている。

 

中尊寺にようやく着くと、大きな仏像を見ることができた。

2礼2拍手1礼と、型通りに手を合わせて、中を見物。

 

世界遺産とは、豪奢なものではなく、歴史を残すものであるということを大いに味わい、金色堂を見に行こうとさらに上を目指した。

 

奥州藤原氏の時代、北方との交易で栄え、そのために金をふんだんに使うことができたそう。

 

足をガクガク言わせながら歩いていくと、ちょうど秘仏と同時に公開しているとのこと。

 

ほおーと、心ながらに発しながら近づくと、入場料が結構高い。1,800円くらいだったと思う。

 

いっぱしの社会人ながら、薄給にあえぐ僕の身に、いくら世界遺産といえど、ちょっと躊躇する。

 

それと、なにか稼ごうという気がびんびんの展示場だった。

感じ方によるので、一概にこういうのも風評被害というものだろう。しかしながら、はっきりとそう言ってしまいたくなるほどの、拝金の雰囲気。

 

もちろん、寺側も慈善のようで慈善ではない、運営が絡む。

 

まさか釈迦や仏陀でもあるまいし、食うや食わずで即身仏になるというお話しでもあるまい。

一汁一菜と、質素ながらも食事が必要不可欠。

 

檀家も次々死に、ペット霊園みたいな簡素な墓に入る人間ばかりとくれば、この機会にたんまりとせしめておかなければ…。

 

これ以上は仏罰がくだりそうなので遠慮するが、僕は金色堂を見ずに下山した。

 

1,800円は、世界遺産1拝分の金額として妥当なのか。

それとも、金額には変えがたいものなのか。

 

今となっては、平泉までの交通費を試算し、見ときゃよかったと後悔の日々である。