インタープレイを“き”かせてくれ

ジャズ好きな、そこそこ年のいったライターのブログです。周囲の誰よりも早く、コレステロールの薬飲み始めました。

ラッセルマローンのアルバムについて

ラッセルマローンの「Live at Jazz standard」というアルバムを聞いたことがあるだろうか。

 

非常にハイクオリティなライブアルバムなのだが、特筆すべきは「VOL.1」「VOL.2」に分かれていることだ。

 

実は、双方の1曲目、いずれもラッセルマローンのオリジナル曲なのだが、この曲のソロが、同じ構成を使用しているのだ(シングルトーンのソロ→コードのソロ)。

 

しかも、ソロの時間も双方共に約3分。

 

「VOL.1」「VOL.2」に分けることは知っていたのだろうから、これはわざとやったお遊びなのだろう。

 

こんなことをやったプレイヤーが他にいただろうか。

 

同じフレーズと聞くと手数のないプレイヤーがやっているように聞こえるかもしれないが、ラッセルマローンと言えば、さまざまな奏法をこなす有名プレーヤーだ。

 

わざとなのだ。

 

あるのは、マイナーとメジャーの違い。

 

このおもしろさが、だれでも気軽にたくさんの音楽を聴けるデジタルデータ主流になった世の中の音源の遊び方だ。

 

こういう遊びをせずに、CDが売れないとか言うのは、怠慢だ。

 

せっかく自由に表現することを許された「音楽」というもので飯を食っているのだから、是非遊んでみてほしい。