インタープレイを“き”かせてくれ

ジャズ好きな、そこそこ年のいったライターのブログです。周囲の誰よりも早く、コレステロールの薬飲み始めました。

夏の鮎の相棒について

江戸時代の俳句に

 

「目に青葉 山ほとどぎす 初鰹」

 

なんてあるが、気づけば初鰹なんてとっくに終わって鮎の季節になっている。

 

鮎というと塩焼きがいい。腹身を箸の先でつまみ、独特の香りの身を口に運ぶ。

脂のほどよく落ちた、淡泊な白身の舌触りと、肝の苦み、食べていた藻などのかぐわしい香りがして実においしい。

 

途中でヒレの部分に濃いめについた化粧塩も味わう。

しょっぱさと相まって、ヒレのカリカリとした食感が、

実に素晴らしい。

 

蓼酢と一緒に食べることが多いが、僕はあまり酢が好きではないのでつけずに食べる。

 

ちょっと寄り道する。

 

一緒に鮎を食べに行くと蓼を知らない人が多く、毎回蓼とは、を説明する。

蓼とは、スーパーなどにはほとんど並ばない食材だ。

しかしながら、その存在は多くの人が知っているはず。

 

そう「蓼食う虫も好き好き」の蓼のことだ。

 

川原などに自生していて、食べると辛い。

 

一説によれば、

その昔、鮎を釣った釣り人が、たまたま鮎を持ち帰るための方法がなく、

近くに生えていた蓼に包んで持ち帰った。

それを焼いて食べたところ、蓼の香りが鮎に移り大変美味だったとか。

 

行きつけの割烹屋のマスター曰く、自分で畑で作った蓼の方が

香りが強く、より一層風味が良いらしい。

 

是非一度自家製蓼を供するお店で食べてみて欲しい。

 

さて、本題。

この鮎、ご相伴する酒がなかなか決まらない。

 

夏の夕方に食べるからか、よく冷えた瓶ビールで食すこともある。

しかしながら、強い発泡と苦みが邪魔になってしまう気がする。

 

それでは日本酒かというと、辛口でも口中の肝の苦みをぬぐい去るのに

もったりとしすぎてしまう。

 

焼酎と割りモノはもってのほかだし。

ああ、今年は何を相棒に食べようか。

 

ビールか日本酒か、はたまた飲んだことのない銘柄の焼酎のロックか。

 

こんなことを考えながら、夏の到来を待つのがたまらなく楽しい。

 

ああ、夏がくる。