インタープレイを“き”かせてくれ

ジャズ好きな、そこそこ年のいったライターのブログです。周囲の誰よりも早く、コレステロールの薬飲み始めました。

銭湯について【三鷹:三谷湯】

既に引っ越しの手続きを済ませてしまったものの、やはり数年お世話になった街には思い入れがある。

 

太宰治のお墓があるからなどと、安易な理由で決めた割りに、住み心地のいい街だった。

 

三鷹、という場所だ。

 

駅を挟んで南側は三鷹市、北側は武蔵野市と、面白みのある区分けもお気に入り。

 

僕の家は北口から歩いて15分ほどのところで、友人などを招くと、遠い、とよく言われていた。

 

武蔵野市は、すわ、中国に迷い込んだように自転車利用者の多いところで、ご多分にもれず僕も自転車を利用していた。

 

そのため、あまり、徒歩15分は気にならない。

 

現在のNTTの研究開発施設、と、思われるものもあり、NTT通りなんて往来もある。

その通りの近くに、三谷通りが続く。

 

商店街として栄えたのは今は昔。現在は飲み屋と小料理屋、物珍しいところでいくとガチャポンで購入する、無人本屋などがある。字面にすると分かりにくいが、是非一度足を運んで確かめて欲しい。なかなかに趣深い。

 

その通りの一角に、山谷湯(さんやゆ)はある。

 

湯船2つ、腰の部分にあてるジャグジーが2人分。あとは洗い場。以上!

 

シンプルな銭湯だ。水風呂などもなく、休憩所も脱衣所の中に、3人掛けくらいのベンチが1つ。

 

これが、意外にもいい。

 

施設の充実したスーパー銭湯ばかりめぐっていても、ときどきこんな銭湯で汗を流したくなる。男性用の脱衣所にはポカリスエットの売っている自販機があって、風呂上がりの楽しみとしている。

 

シンプル、という以外の特徴としては、清潔で、風呂に浸かっている間も気分がいいこと。

そして、めちゃめちゃ湯船が熱いことが上げられる。

 

熱い! とにかく熱い!

しかし、それがまたいい。ヒートショックプロテインがガンガンに生成されているのを感じることができる。

 

洗い場には、腹から下を赤くした、2トーンカラーのおじさん達が「ふぅぅぅぅぅ」なんて言いながら涼んでいる。そしてしばらくするとまた入り、テープの逆再生のように洗い場へと戻っていく。

 

ここで、全身くまなく洗い、一気に、そして大量に汗をかいて、ふたたび体を冷やしながら体を洗い、を繰り返し、脱衣所で冷えたポカリスエットの缶を干す。

 

なんだか体の中の悪いものが出ていくような気がして、お気に入りだった。

 

22時くらいまで空いているが、お店の人にうかがったところ、21時くらいまでには入って欲しいとのことだった。

 

それでも、遅い時間に自分の体をゆであげていると、21時半近くになって新しく入って来る人もいる。

 

その辺りは適当なんだろう。

 

シャンプーも、石鹸もない。

 

熱い湯と、清潔さだけを提供してくれる。

 

これだけでも、ほかでは得がたいものがある。

利用客は少なめ。いいのか悪いのか、そこも気に入っている部分だった。